Nexperia、NextPower 80/100 V MOSFETポートフォリオの パッケージ・オプションを拡充

必要不可欠な半導体のエキスパートであるNexperia（本社：オランダ、ナイメーヘン）は従来LFPAK56EパッケージのみだったNextPower 80/100 V MOSFETポートフォリオにLFPAK56とLFPAK88を追加し、パッケージ・オプションを拡充したと発表しました。これらのデバイスは通信、サーバー・コンピューティング、産業、電源、急速充電、USB-PD、モーター制御などのアプリケーションにおいて、高効率と低スパイクを両立します。

長年、MOSFETスイッチの効率化を目指す半導体メーカーはQg*RDSonの性能指数を重視してきました。しかしこの指数の低減を追求すると、MOSFETスイッチのON/OFF時にスパイクレベルが上昇するという意図しない結果を招き、電磁干渉（EMI）発生量の増加につながります。Nexperiaはこれを新たな課題と捉え、別のプロセス技術パラメータの変更によって解決する研究を開始しました。その成果がNexperiaの低Qrr（逆回復電荷）のNextPower 80/100 V MOSFETのリリースです。本製品はスイッチング遷移中のスパイクを大幅に低減し、競合MOSFETと同等の高効率、低EMIを実現します。

高効率、低スパイクのNextPower 80/100 V MOSFETをLFPAK56とLFPAK88のパッケージで提供することにより、アプリケーション・サイズが小型化し、銅クリップパッケージによる堅牢性が向上しただけでなく、既存設計における代替ソリューションを模索している設計者とお客様に対して、新しい選択肢を提供することができるようになりました。

NexperiaのNextPower MOSFETについて詳しくは以下をご覧ください。https://www.nexperia.com/products/mosfets/family/NEXTPOWER-80-100V-MOSFETS/

Nexperiaについて

オランダに本社を置くNexperiaはヨーロッパの豊かな歴史を持ち、欧州、アジア、米国で15,000人以上の従業員を擁するグローバル半導体企業です。Nexperiaは必要不可欠な半導体の開発・製造におけるエキスパートとして、自動車、産業からモバイル、コンシューマ向けアプリケーションまで、世界のほぼすべての電子機器の基本機能を実現する部品を提供しています。世界のお客様に向けてサービスを提供しており、製品の年間出荷台数は1,000億以上に及びます。Nexperiaの製品はプロセス、サイズ、消費電力、性能における効率性のベンチマークとして高い評価を得ています。Nexperiaは革新性、効率性、持続可能性、厳しい業界要件への対応に注力しており、そのことは充実したIPポートフォリオ、製品ラインナップの拡充、IATF16949、ISO9001、ISO14001、ISO45001規格への準拠に現れています。

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