Nexperia、パワートレイン用途のフットプリント3 x 3 mm、 低オン抵抗40 Vの車載用MOSFETを発売

ディスクリート、ロジック、MOSFET素子の世界的リーダーであるNexperia（ネクスペリア社）は、本日、要求の厳しいパワートレイン用途や、スペース的に制限がある高電力モジュール向けの、低オン抵抗（RDS(on)） 40 V AEC-Q101準拠のMOSFETシリーズを発表しました。占有面積わずか10.9 mm² でピッチ幅わずか 0.65 mmの小型LFPAK33パッケージの新デバイスは、NexperiaのTrench 9技術を採用しており、従来技術のデバイスと比較してオン抵抗が48％低減され、30 Wから300 Wまでのアプリケーションに対応可能です。BUK7M3R3-40H および BUK9M3R3-40H (標準レベル・ロジックレベル)のオン抵抗は、わずか3.3 mΩです。

オン抵抗と電流駆動能力の改善により、LFPAK33パッケージのデバイスより80％大きいDPAKパッケージのデバイスを使用する従来の製品性能を、LFPAK33パッケージに置き換えることで、より低コスト、より高電力を実現可能です。堅牢な、Trench 9 スーパージャンクション技術の使用により故障時における性能を向上する、より高いアバランシェ耐量とより広い安全動作領域が実現されます。

ネクスペリア社の製品マネージャーのリチャード・オグデン（Richard Ogden）は次のように述べています。「車載製品の設計技術者のイノベーションは、特に、水、燃料、オイルポンプ、エンジンフィルター等のアプリケーションにおいて、続いています。モジュールサイズの削減に焦点を当て、電力要求の増加も考慮しています。当社のTrench 9 LFPAK33パッケージの車載用MOSFETは、これら熱的要求の厳しいパワートレインシステムとの相性が抜群です。独特のLEPAK技術のガルウイングリードにより熱に伴う機械的ストレスが吸収されるからです。その他の車載アプリケーションは、駐車用ブレーキ、エアバッグシステム、LED照明、シート制御・ヒーター、パワーウインドウ、運転者向けインフォテインメントシステム等です。」

ネクスペリア社のLFPAK33 40 V MOSFETファミリーは、16種の標準レベル・ロジックレベルのデバイスの追加により、フットプリント3x3 mmのデバイスの業界最大のポートフォリオを有しています。デバイスは、AEC-Q101に準拠しているだけでなく、本標準の要求を2倍以上、上回っています。製品仕様およびデータシートを含む、低オン抵抗 40V MOSFET新商品のより詳しい情報は、当社ウェブサイトをご覧ください： https://efficiencywins.nexperia.com/efficient-products/lfpak33-drives-300-watt-powertrain-systems.html

Nexperia（ネクスペリア社）について

ネクスペリア社は、NXP社のスタンダード・プロダクト事業部門を前身とし、ディスクリート、ロジック、MOSFETデバイスを専門とする世界的なリーディング企業です。2017年初めにNXP社より独立しました。効率を重視し、一貫して信頼性の高い半導体部品を年間850億個生産しています。その広範な製品ラインナップは自動車業界の設定した厳格な基準に適合しています。自社工場で製造される業界をリードする小型パッケージで、クラス最高の品質レベルとともに、優れた電力効率と熱効率を実現しています。世界の大企業のサプライヤとして半世紀を超える歴史があり、ネクスペリア社は、アジア、欧州、米国で11,000名の従業員を雇用し、世界中のお客様をサポートします。広範なIPポートフォリオを有しており、ISO9001、ISO/TS16949、ISO14001およびOHSAS18001認証を取得しています。

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