Nexperia社、広東の組み立て・試験施設を大幅拡張オープン

Nexperia（ネクスペリア社）は、本日、中国広東省のATGDディスクリート半導体組み立て・試験工場を大幅に拡張し、正式にオープンしました。生産・倉庫の総敷地面積は約72,000ｍ^２となり、生産スペースが16,000ｍ^２拡張されました。これにより、広東工場は、プロダクトミックスによりますが年間生産能力約50％増の年900億個の生産能力を有することになり、ネクスペリア社の今後の積極的な事業成長計画を支えます。全体としては、全社の年間総生産能力が1千億個超に増加することになります。

ATGDの歴史は2000年にさかのぼります。1日24時間、週7日間、年間365日稼働し、4,000名の人員を擁しており、コスト削減と優れた品質・納品に注力しています。2017年のATGDの生産実績は、小信号トランジスタおよびダイオード620億個超に昇ります。2018年の目標スループット率は、毎秒2,000個です。パッケージのオプションは、SOT23、SOD323 & 523、SOT223、SOT143、MCD、μcsp、Flip Chip等を含み、ATGDの最新のパッケージには、8x8mm LFPAK、最小DFN (ロジック用GX4、DFN0606-4)、および – ATGD独自の - fc-QFN (SOT1232) および0402 6面 保護のウエハーレベル・チップスケールパッケージが含まれます。

工場は、鉛フリーパッケージの高度生産モジュールを有し、100を超えるハイテク組み立てフローラインには、ダイソー、ダイボンディング、ワイヤーボンディング、モールディング、メッキ、トリム & フォーム、試験、マーキング、およびテーピング等、1,500を超える半導体製造ステーションがあります。

ネクスペリア社CEOフランス・シーパー（Frans Scheper）は、次のようにコメントしています。「当社の広東工場ATGDは、実績に焦点を定め、コスト、品質、納品の効率化を目標にし、顧客サービスの継続的改善を行うことで成功してきました。この戦略は、ATGDをネクスペリア社の製造戦略の要として現在も今後も位置付けるものであり、これからも継続します。」

ネクスペリア社 広東工場ATGD VP兼工場長ネルソン・ヤン（Nelson Yung）は次のように語っています。「高度技術において強固な能力を構築することは、当社の成功にとって必要不可欠です。広東では、新型パッケージ開発、高度材料、プロセス・機器、製品信頼性、試験＆不良分析等それぞれに特化したチームが活動しています。当社の事業を差別化する要素の一つは、こうした新型パッケージ開発を提供する当社の能力であり、お客様が必要とする製品をタイムリーにお届けできることです。このように、ATGDは、ネクスペリア社が、競争力のある製品と組み立て能力、またプロダクトミックスと市場の多様性に対応する柔軟性をもって事業機会を創出するのに大きな役割を果たしています。」

ネクスペリア社の製品は、消費者向け、産業向け、自動車用アプリケーションのあらゆる種類で広く使用されています。広東のATGD工場は品質文化が根付いており、自動車品質規格のISO/ ISO/TS16949:2009の認証を受けています。社会的責任に関する取り組みについても誇りを持っています。環境マネジメントシステムに関する規格であるISO14001および労働安全衛生マネジメントシステムに関する規格であるOHSAS18001の認証も受けています。

Nexperia（ネクスペリア社）について

ネクスペリア社は、NXP社のスタンダード・プロダクト事業部門を前身とし、ディスクリート、ロジック、MOSFETデバイスを専門とする世界的なリーディング企業です。2017年初めにNXP社より独立しました。効率を重視し、一貫して信頼性の高い半導体部品を年間850億個生産しています。その広範な製品ラインナップは自動車業界の設定した厳格な基準に適合しています。自社工場で製造される業界をリードする小型パッケージで、クラス最高の品質レベルとともに、優れた電力効率と熱効率を実現しています。世界の大企業のサプライヤとして半世紀を超える歴史があり、ネクスペリア社は、アジア、欧州、米国で11,000名の従業員を雇用し、世界中のお客様をサポートします。広範なIPポートフォリオを有しており、ISO9001、ISO/TS16949、ISO14001およびOHSAS18001認証を取得しています。

Nexperia: Efficiency wins.

お問い合わせ先：